冷凍冷蔵庫はエアコンと同じ?
かつて高度成長期の日本では、三種の神器としてもてはやされていた冷蔵庫。
今じゃ、当たり前の家電のひとつでまさに白物家電の王様といっても過言ではないでしょうね。(もっとも今どきは白物ではなくなってきていますが・・・)
その冷蔵庫なのですが、その仕組みなのですが、原理的にはエアコンと同じで、液体が気化するときに周囲から気化熱を奪うという現象を利用しています。
まぁ、エアコンと同じというよりも、エアコンも冷蔵庫と同じ仕組みといったほうがよさそうですけどね。
冷蔵庫は3つの主要部品であるコンプレッサー、冷却器、加熱器の3つの部品からできており、庫内に置かれた冷却器で冷媒は蒸発、気化熱を庫内から奪ってから冷やしています。
気体となった冷媒はポンプの力で放熱器に運ばれ、液化され庫内で奪った熱を放出します。
さてこれら冷蔵庫には直冷式、間冷式という2つの種類があって、直冷式は、庫内に冷却器を設置し文字通り直接冷やす方式となっていて、間冷式というのは冷蔵庫の奥に設置された冷却器で作られる冷気をファンによって各室に送り込む方式となっています。
湿度の高い日本ではこの間冷式が主流となっていて、直冷式だと湿度が高い地域では冷却器表面に霜がつくため、霜の付きにくい間冷式が採用されています。
ちなみに現在の冷蔵庫は、多くの部屋にわかれているのですが、おおむね以下のように区分されています。
冷凍庫・・・・・・約-18度
パーシャル庫・・・約-3度
氷温室・・・・・・約-1度
チルド室・・・・・約0度
冷蔵室・・・・・約3~5度
野菜室・・・・・約5~7度
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